セミラーミデ
Semiramide
ロッシーニ
Gioacchino Rossini(1792-1868)
台本:伊語/ヴォルーテル(Voltaire)の悲劇「セミラミス/Semiramis」をもとに、ガエターノ・ロッシ(Gaetano Rossi)が書いた。
上演時間:3時間(序曲12分,85分,80分)
初演:1823年ヴェネツィア
時所:古代バビロニア
楽器編成
2Fl(Pic),2Ob,2Cl,2Fg/4Hr,2Tp,3Tb/Tim,BD,Trgl,Cym
Banda:2Fl,1Pic,2Ob,4Cl,2Fg,2A-sax,1T-sax/4Hr,4Tp,3Tb,2Tuba/Tenor and Bariton Flu:gelhorn
概説:
ロッシーニのオペラ・セリアの代表作。ヴォルテールの悲劇「セミラミス」を底本にオペラ化された。同題材のオペラにマイヤベーアの作品もある。セミラーミデはセミラミスのことで、バビロンの空中庭園を造らせたという伝説の女王。古代アッシリアに実在したと言われる。
作品は、ロッシーニイタリア時代最後のオペラで、オーケストレーションの充実と、序曲の規模の大きさを特徴とする。間違えて母を殺してしまうという結末に至るにもかかわらず、新王誕生を祝う陽気な喜びのコーラスで幕となる違和感をしばしば指摘される。序曲は単独演奏の機会も多い。初演は失敗で、ロッシーニはこれ以降イタリアのためにオペラを作曲することを断念した。
最終更新:2010年06月30日
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