第2幕第1場
ロジーナの部屋。急病の音楽教師バジリオに代わって、伯爵がバジリオの弟子アロンゾと称して歌のレッスンに来る。しかしバルトロは信用しないので伯爵はロジーナの手紙を見せ、リンドーロは伯爵にロジーナを売り渡すつもりと嘘をつく。ここでさすがのバルトロもアロンゾを信用してしまう。ロジーナがレッスンに現れると、そこにいたのは恋いこがれていたリンドーロだった。ロジーナはリンドーロつまり伯爵の伴奏で「私の心に愛が芽生えて」を歌う。ついでバルトロが得意になって歌い出す。アリエッタ「いとしいロジーナがそばにいるとき」。フィガロがバルトロの散髪をするためにやって来る。フィガロはバルトロの隙を見てバルコニーの鍵を盗み取る。そこに病気のはずのバジリオがひょっこり現れる。伯爵はけげんな顔をするバジリオに自分の財布を手渡し、様子が飲み込めないバルトロを追い返す。恋人同士の伯爵とロジーナはラブシーンを繰り広げるが、駆け落ちの話をバジリオに聞かれてしまう。怒りだしたバルトロに伯爵とフィガロは逃げ出す。
つづく
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