【基礎データ】
オペラ・ブッフア『ヴィーヴァ・ラ・マンマ』
Opera Buffa "Viva La Mamma"
(劇場的都合不都合)
(Le convenienze ed inconvenienze teatrali)
全2幕(初演時は1幕)
作曲&台本(伊語)ガエターノ・ドニゼッティ
Gaetano Donizetti
原作:アントーニオ・シモーネ・グラーフィ
Antonio Simone Sografi
初演:1827年11月21日ナポリ
最終稿初演:1831年4月20日ミラノ
上演時間:75分
楽器編成:2Fl(Pic),2Ob,2Cl,2Fg/2Hr,2Tp,3Tb/Tim/Str
概説:
オペラ製作、稽古でのゴタゴタ、舞台裏での役者の生の姿を、オペラとして演じるというのは古今を問わず面白く、このようなオペラ劇場の裏話を主題とした作品は、モーツァルトの「劇場支配人」、近年のものではミュージカル「コーラス・ライン」など、ひとつの系列として数多くある。
この「劇場的都合不都合」は、田舎の劇場でのオペラのリハーサルのドタバタを描いた喜劇で、1827年に初演以来、人気を博し、ドニゼッティ自身の手で何度も改訂されながら上演され続けた。男性歌手が女装して脇役ソプラノの母親役となるのは、達者な歌手が演じると抱腹絶倒となる。格調高い大作とはまた違う、素直に息抜きの出来る、笑えるオペラである。
※このあらすじは、1991年9月24日、25日日本都市センター・ホールと、1997年1月30日、31日に上演された、東京オペラプロデュースの公演プログラムから提供を受けています。
最終更新:2011年1月25日

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