第2幕 精霊の王オロマゼスの宮殿
一方バクトリアを追われ、精霊の王オロマゼスの宮殿に姿を隠していたゾロアストルはアメリートへの熱い想いを「愛する人よ。あなたの魂なしでは生きられない」と告白する。それを聞いたオロマゼスは「大地はアブラマーヌの身勝手な振る舞いを嘆いている。今こそアメリートを救い、逆境を覚悟して栄光を取り戻せと」と告げる。そして火と大気と大地の精霊を呼び出しゾロアストルに力を貸すように命じると『命の書/le Livre Vie』を手渡し、危険な時は力になるだろうと励ます。ゾロアストルは命の書を携えアメリート救出に向かう。その頃バクトリアでは、悪魔達が蠢く城壁内で、エリニスがアメリートに王権を譲るように迫っている。そこにゾロアストルが現れると、エリニスは愛する心の迷いを吐露するが受け入れられず「愛も憎しみも同じだ!」と吐き捨て去って行く。アメリートを救ったゾロアストルは「罪深き神官達を畏れるのを辞め、夜明けとともに慈悲深き神に捧げるのは愛のみ!」と勝利を讃歌し、アメリートは「神だけが栄光の冠を与えるのです」と答える。人々は二人を祝福し「最も美しいきずなを結びなさい、私達の不幸は終わった」と称える。
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