【あらすじ】
時と所:中世、シュヴァルツバルトの森
第1幕:春
ドイツ・シュヴァルツバルトの森で林務官のグリエルモと娘のアンナが2人で暮らしていた。今日は村人が集まり、アンナと恋人のロベルトとの婚約を祝福する宴会がにぎやかに開かれている。(Evviva! Evviva! Evviva!)しかしアンナは、一人浮かない様子。(アリア: "Se come voi piccina io fossi") それはロベルトが叔母の遺産をもらうために、マインツに旅立つからだ。アンナはひょっとしてロベルトが戻ってこないのではと悲しむが、ロベルトは、すぐ戻ると彼女をなぐさめる。(Non, essere, Anna mia, mesta si tanto)ロベルトはグリエルモと村人に励まされ、マインツに旅立つ。(Presto! Presto in viaggio!)
間奏:(Intermezzo-L'Abbandono)
ロベルトはマインツで、とある女性の誘惑に負け、アンナを忘れていた。不実な恋人を待ち焦がれたアンナは、つぎの冬に悲しみに暮れ死ぬ。(La Tregenda)シュヴァルツヴァルトには、昔から妖精の伝説があり、恋人に裏切られて死んだ純真な乙女は、死後、妖精になり、夜毎森の中で歌い踊り狂う。そして、裏切った若者が訪れたとき、妖精たちは裏切り者を取り囲み、その命を奪う。
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