林 光
はやし ひかる
1931-
作曲家。東京芸術大学作曲科中退。尾高尚忠に師事。
1953年、間宮芳生、外山雄三らと「山羊の会」を結成。同年、「交響曲ト調」で芸術祭賞を受賞。56年「オーケストラのための変奏曲」で第四回尾高賞を受賞。同年、映画「裸の島」（新藤兼人監督）で第二回モスクワ映画祭作曲賞を受賞。
第30回サントリー音楽賞を受賞。1995年、ヴィオラ協奏曲「悲歌」で第44回尾高賞を受賞。
日本語による歌劇の可能性をもとめて、多くの歌劇作品を書く。このほか、宮沢賢治の音楽作品を広める活動もしている。
労働運動や平和運動も行い、日本教職員組合の教育研究全国集会音楽分科会の講師を務めている。
作品：
交響曲ト調
◆オペラ
森は生きている
セロ弾きのゴーシュ
十二夜
ひのきとひなげし
吾輩は猫である
◆放送音楽
国盗り物語（1973年、NHK大河ドラマ）
花神（1977年、NHK大河ドラマ）
山河燃ゆ（1984年、NHK大河ドラマ）
真田太平記（1985-86年、NHK新大型時代劇）
◆合唱
原爆小景（原民喜の詩による）
混声合唱とピアノのための「木のうた」（木島始）
混声合唱とピアノのために「月 わたし 風」（宗左近）
混声合唱とピアノのための「花と鳥と木々の歌」（立原道造）
女声合唱とピアノのための「天使のせいぞろい」（谷川俊太郎『クレーの天使』による）
・・・など多数。

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