廣瀬量平
ひろせ りょうへい
1930-2008
北海道大学卒業後、東京芸術大学作曲科に入学、1961年に同専攻科を修了。池内友次郎、島岡譲、矢代秋雄らに師事。1977〜96年、京都市立芸術大学音楽学部教授、その後同大学音楽研究科長、音楽学部長。ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院講師(1997年)、ドイツ・エッセン音楽大学講師(2003年)、国立音楽大学講師(1977〜79年)、同志社女子大学大学院講師(1997〜2001年)、東京芸術大学講師(1991〜1998年)。
1977年、「尺八協奏曲」で尾高賞、ユネスコIMCパリ作曲家会議入賞。
1978年、合唱曲「海鳥の詩」(NHK委嘱)で芸術祭放送部門優秀賞。
1997年、紫綬褒章。2008年、旭日小綬章。
早くから尺八のための曲に取り組み、インド旅行で出会った仏教文化の影響から、洋楽・邦楽の区別を超えた作品を発表、注目された。
作品:
チェロ協奏曲「悲(トリステ)」
尺八とオーケストラのための協奏曲
ヴァイオリン協奏曲(1979年)
オーケストラのための「朝のセレナーデ」
フルートとチェンバロのためのソナタ
渺(びょう)〜尺八独奏のための
二面の箏、十七絃と尺八のための四重奏曲「まきむく」
邦楽合奏のための「夢十夜」
◆合唱
カムイの森で
海鳥の詩
五つのアンセム
◆映画音楽
あさき夢みし(実相寺昭雄監督 1974年)
注文の多い料理店(岡本忠成監督 1992年)
・・・など多数。
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