サミュエル・バーバー
Barber, Samuel
米 1910 - 1981
1924〜32年、フィラデルフィアのカーティス音楽院で指揮をフリッツ・ライナー、作曲をスカレロに師事。
1935年、コロンビア大学バーンズ賞、、ピュリッツァー賞、アメリカ・ローマ賞を受賞、ローマに留学。
ローマ滞在中に書いた弦楽四重奏曲 op.11の第2楽章のアダージョが有名。
トスカニーニやブルーノ・ヴァルターはニューヨークやラジオ放送局、ザルツブルク音楽祭など権威ある場所で演奏し、バーバーの名を世に広めた。
1939〜42年、カーティス音楽院で楽器法を教える。
1942〜45年、空軍に所属、軍に交響曲第2番を献呈。
最初のオペラ「ヴァネッサ」が成功、第2の劇作品「アントニウスとクレオパトラ」の初演が1966年、新しいメトロポリタン歌劇場の開幕を飾った。
新古典主義とジャズの要素とを合わせ、アメリカ風のネオ・ロマン主義を確立。民謡などの伝統素材に頼らず、前衛音楽的要素はそれほど強くない。親しみやすい抒情的作風。
作品:
◆器楽、管弦楽
弦楽四重奏曲 op.11(1936)
夏の音楽 Summer music op.31(管楽五重奏 1956)
ピアノ・ソナタ op.26(1949)
チェロ・ソナタ op.6(1932)
交響曲 第1番 op.9(1936)
エッセイ I Essay I op.12(1937)
ヴァイオリン協奏曲 op.14(1939)
エッセイ II Essay II op.17(1942)
交響曲 第2番 op.19(1944、改訂 1947)
キャプリコーン協奏曲 Capricorn Concerto op.21(フルート、オーボエ、トランペット、弦楽合奏
1944)
チェロ協奏曲 op.22(1945)
ピアノ協奏曲 op.38(1962)
過ぎ去りし情景のファドグラフ Fadograph of a Yestern Scene op.44(1971)
エッセイ III Essay III op.47(1978)
◆声楽
ノックスヴィル、1915年夏 Knoxville. Summer of 1915 op.24(ソプラノ 、オーケストラ
1947)
キルケゴールの祈り Prayers of Kierkegaard op.30(ソプラノ、合唱、オーケストラ
1954)
アンドロマケーの別れ Andromache's Farewell op.39(ソプラノ、オーケストラ 1963)
恋人たち The Lovers op.43(バリトン、合唱、オーケストラ 1970)
◆オペラ
ヴァネッサ Vanessa op.32
ブリッジ遊び A Hand of Bridge op.35
アントニウスとクレオパトラ Anthony and Cleopatra op.40
◆バレエ
メデア Medea op.23
記念品 Souvenirs op.28
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