シャブリエ, アレクシス・エマニュエル
Alexis Emmanuel Chabrier
仏 1841アンベール - 1894パリ
幼い頃から音楽の才能を発揮したが、父の命令により1858年からパリで法律を学ぶ。音楽はクレルモン=フェランとパリ音楽院で学ぶ。1861年、法律の勉学を終え、内務省職員となる。
文学や美術を愛好し、マネらフランス印象派の画家たちと親交をもつ他、パルナシアン(高踏派の詩人グループ)と親交があり、ヴェルレーヌはシャブリエのオペラの台本を書いている。大成功を収めたオペラ・ブフ「エトワール(星)」の台本もヴェルレーヌが関わったとされる。1879年、ミュンヘンでヴァーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」を観劇、作曲家になることを決意。
1880年には官職を辞し、1881年、新演奏協会を設立したばかりのラムルーの助手となる。
1882年秋にスペインを旅行し作曲されたオーケストラのための狂詩曲「スペイン(エスパーニャ)」が大成功を収める。
フランス六人組にも影響を与え、新しい音階を用いることで和声法に新風をもたらす。
ドビュッシーは「喜劇のミューズから与えられたすばらしい才能」と評し、ラヴェルにも強い影響を与え、印象派にとって先導的役割を果たした。
作品:
◆ピアノ
◇2手
ワルツ組曲 Suite de valses
即興曲
10の絵画的小品 Dix pieces pittoresques
ブレ・ファンタスク Bourree fantasque(連弾、2台ピアノ版もあり)
遺作の5つの小品 Cinq pieces posthumes
◇4手
速歩 Pas redouble
道化の行列 Cortege burlesque
トリスタンの主題によるミュンヘンの思い出 Souvenirs de Munich uber Themen
aus "Tristan"
◇2台ピアノ
3つのロマンティックなワルツ Trois valses romantiques
◆管弦楽曲
ラルゲット Larghetto(ホルン、オーケストラ)
スペイン(エスパーニャ)Espana~オーケストラのための狂詩曲
楽しい行進曲 Joyeuse marche(原題はフランス行進曲 Marche francaise)
田園前奏曲 Prelude pastoral
田園組曲 Suite pastorale (ピアノ曲「10の絵画的小品」から第6、7、4、10の4曲を選んだ編曲)
◆オペラ
星 L'etoile
間違った教育 Une education manquee
シュラムの女 La Sulamite
グヴェンドリーヌ Gwendoline
いやいやながらの王様 Le roi malgre lui
ブリゼイス Briseis
作品:管弦楽曲DB
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