アルカンジェロ・コレッリ
Corelli, Arcangelo
伊 1653フジニャーニョ - 1713ローマ
作曲家、ヴァイオリニスト。ファエンツァとルーゴで最初の教育を受け、13歳でボローニャに行き、ジョヴァンニ・ベンヴェヌーティ、レオナルド・ブルニョーリヴァイオリンを師事。1670年、本来20歳以上でなければ入会を認められないアッカデミア・フィラルモニカに17歳で会員となる。10代での特例を許されたのはこの後、モーツァルトのみであった。
ローマに住み、サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会やサン・マルチェッロ教会におけるオラトリオ上演に参加。1679年、パスクイーニのオペラ初演を指揮。教皇庁礼拝堂聖歌隊の歌手マッテーオ・シモネッリに対位法を学ぶ。
元スウェーデン女王クリスティーナに仕え、1681年に教会ソナタ op.1 を献呈。
1688〜90年、枢機卿ベネデット・パンフィーリの宮殿に滞在。1690年にはピエートロ・オットボーニ枢機卿の宮廷に仕える。
1700年にヴァイオリン・ソナタ op.5 がローマ、アムステルダム、ロンドンで同時出版。アッカデミア・サンタ・チェチリアの楽師長となる。
1706年、アッカデミア・デイ・アルカーディに参加を承認される。
プファルツ選帝侯ヨハン・ヴィルヘルムは、コレッリの死後、ラーデンブルク侯爵の称号を授与した。
ヴァイオリニスト、指揮者、作曲家として活躍し、各国から弟子が集まり、欧州各地に影響を与えた。
作品は、ほとんどが弦楽のもの。
作品:
トリオ・ソナタ集(12曲)op.1(元スウェーデン女王クリスティーナに献呈)
トリオ・ソナタ集(12曲)op.2(パンフィーリ枢機卿に献呈)
トリオ・ソナタ集(12曲)op.3(モデナ公フランチェスコ2世に献呈)
トリオ・ソナタ集(12曲)op.4(オットボーニ枢機卿に献呈)
ヴァイオリンとヴィオローネ、チェンバロのためのソナタ集(12曲)op.5(ブランデンブルクの選帝侯妃ゾフィー・シャルロッテに献呈)
コンチェルト・グロッソ集(12曲)op.6(プファルツ選帝侯ヨハン・ヴィルヘルムに献呈)
作品:管弦楽曲DB
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