Cui, Cesar
セザール・キュイ
露 1835-1918
作曲家、音楽評論家。5人組のメンバー。父はフランス人。母はリトアニア人。子どもの頃、モニュシュコに作曲を師事。1851年ペテルブルグ陸軍工兵学校に入学。57年卒業、同校の教官となる。その頃バラキエフと知り合い、音楽活動を始める。1859年、スケルツォOp.1が上演、作曲家としてデビュー。5人組の一員として活躍、評論家としても鳴らし、辛辣な批評はしばしば反感を買った。5人組をロシア内外に広く宣伝し、同時代のロシアの作曲家たちを名を広めた筆力は大きい。軍事科学者としてもエリートであり、築城学を専門とした。1878年工兵大学築城学助教授、80年教授、91年名誉教授、1904年陸軍工兵大将。作曲は、民族的作風とは対照的で、ロマン主義の影響があり、多数のオペラの他、シューマン、ショパン風の小品が多数ある。
代表作:
◆オペラ
カフカスの捕虜
ヴィリアム・ラトクリフ
海賊
長ぐつをはいたねこ (児童オペラ)
◆管弦楽
スケルツォ第1番 Op.1、第2番 Op.2
タランテラ Op.12 (リストのピアノ編曲がある)
◆ピアノ
12のミニアチュア Op.20
組曲 Op21 (リストに献呈)
25の前奏曲 Op.64
◆歌曲
6つの歌 Op.5
音楽の絵 Op.15
8つの歌 Op.55
プーシキンの25の詩 Op.57
ABC索引へ戻る
50音索引へ戻る
作曲家名簿TOP