ポール・デュカス
Dukas, Paul
仏 1865パリ - 1935同地
16歳でパリ音楽院に入学。1881年からデュボワに和声を、1884年からギローに作曲を学ぶ。
カンタータ 「ヴェレダ」でローマ賞の応募、2位となる。
1889年カンタータ 「セメレ」でふたたび応募するが選外。音楽院を去る。
1892年、序曲「ポリュークト」で成功、その後「魔法使いの弟子」「アリアーヌと青ひげ」などが高く評価される。
パリ音楽院で1910〜13年には管弦楽法を、1928〜35年には作曲を教えた。門下にはモーリス・デュリュフレ、オリヴィエ・メシアンらがいる。
劇的効果に優れた、精密な管弦楽法で独自の様式の確立。厳しい自己批判から作曲に長時間を要し、作品数は少ないが、20世紀初頭のフランス音楽界を代表する作曲家の一人である。
作品:
◆ピアノ
ハイドンの名によるエレジー風前奏曲 Prelude elegiaque sur le nom de Haydn
牧神のはるかな嘆き La plainte, au loin, du faune
ラモーの主題にもとづく変奏曲、間奏曲、フィナーレ Variations, interlude et finale sur un theme de Rameau
◆室内楽
ヴィラネル Villanelle(ホルン、ピアノ)
◆管弦楽
リア王序曲 Ouverture du roi Lear
序曲「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン Goetz de Berlichingen」
コルネイユの悲劇にもとづくポリュークトへの序曲 Ouverture Polyeucte d'apres la tragedie de Corneille
交響曲(1896)
交響的スケルツォ「魔法使いの弟子 L'apprenti sorcier」(1897)
◆バレエ
舞踊詩 ラ・ペリ La Peri
◆声楽
おしゃべり娘の歌 Chanson de barberine(ソプラノ、ピアノ)
水の精と水夫 L'ondine et le pecheur(ソプラノ、オーケストラ)
ミルトの祭り La fete des Myrthes(4部合唱、オーケストラ)
エンデュミオン Endymion
サウルの幻視 La vision de Saul(独唱、オーケストラ)
ヴェレダ Velleda(複数の独唱、オーケストラ)
セメレ Semele(複数の独唱、オーケストラ)
花 La fleur(4部合唱、オーケストラ)
◆オペラ
アリアーヌと青ひげ Ariane et Barbe-bleue
作品:管弦楽曲DB
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