Franck, Cesar Auguste Jean Guillaume Hubert
セザール・オーギュスト・ジャン・ギヨーム・ユベール・フランク
ベルギー → 仏 1822 - 1890
オルガニスト、作曲家。
ドイツ系画家の家系に生まれた。ワロン地方で育つ。
1828年、新設されたリエージュの王立音楽院の第一期生で、院長ドソワーニュ=メユールに師事。ベルギーで自作の曲を発表する演奏旅行を何度も行う。
1835年、家族でパリへ移り、その年から翌年にかけライヒャに対位法とフーガ、作曲を師事。
1837年、パリ音楽院入学、ジメルマンにピアノを師事、38年にピアノ名誉大賞。1840年よりブノワにオルガンを師事。同年対位法で一等、41年にオルガンで2等獲得。
1848〜53年、ノートル=ダム・ド・ロレット教会で、1851〜58年にはサン=ジャン=サン=フランソワ教会で、1859〜90年にはサント=クロティルド教会でオルガニストを務める。
1872年パリ音楽院オルガン科教授。
フランス音楽界の中で珍しくドイツ風な作品を書いた。代表作の大半は晩年のもので、大器晩成型と言われる。弟子が数多く、その集団は後に「フランキスト」と呼ばれ、一大勢力となった。
作品:
◆オルガン
3つのアンティフォナ
6つの小品 Six pieces
3つの小品 Trois pieces
◆ピアノ
牧歌-羊飼いの詩 op.3
大カプリース 第1番 op.5
2つのポーランドの歌によるファンタジー op.15
前奏曲、コラールとフーガ Prelude, choral et fugue
前奏曲、アリアとフィナーレ Prelude, aria et finale
◆室内楽
ヴァイオリン・ソナタ イ長調(イザイに献呈)
3つの協奏的三重奏曲 Trois trios concertants op.1(ヴァイオリン、チェロ、ピアノ)
協奏的三重奏曲 第4番 4e trio concertant 変ロ短調 op.2
弦楽四重奏曲 ニ長調
ピアノ五重奏曲 へ短調(サン=サーンスに献呈)
◆管弦楽
交響曲 ニ短調(1886-88)
交響的変奏曲 Variations symphoniques(ピアノ、オーケストラ)
◇交響詩
アイオリスの人々 Les Eolides
のろわれた狩人 Le chasseur maudit
鬼神 Les Djinns(ピアノ、オーケストラ)
プシュケー Psyche(合唱付き)
◆声楽
詩による交響曲「贖罪」 Poeme symphonie Redemption(メゾソプラノ、女声合唱、混声合唱、語り、オーケストラ)
オラトリオ「至福 Les beatitudes」
作品:管弦楽曲DB
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