Grechaninov, Aleksandr Tikhonovich
アレクサンドル・チーホノヴィチ・グレチャニノフ
露 1864-1956
作曲家。
父は商人で、息子の音楽の勉強には反対であった。そのため音楽学校へ進んだのは17歳になってからで、1881〜90年、モスクワ音楽院でアレンスキーに師事。1890〜93年、ペテルブルグ音楽院でリムスキー・コルサコフに師事。96年よりモスクワのグネーシン音楽学校、フィルハーモニー協会音楽演劇学校で教える。ピアノ、児童合唱の指導者として活躍。ロシア聖歌の西欧化に反対し、ロシア古来の聖歌復元と、それに基づく創作に専念、今日もその作品群はロシア正教会で歌われる。1925年、パリへ、39年には米国へ渡り、その独創性が世に知られることになる。声楽曲が多く、中でも宗教曲が重要な作品となっている。
代表作:
交響曲 1〜5番
チェロ協奏曲
ヴァイオリン協奏曲
◆ミサ曲
全キリスト教会のミサ Op.142
地には平和を Op.166
◆オペラ
ドブルイニヤ・ニキーティチ
修道女ベアトリーチェ
結婚
◆ピアノ
子供のアルバム Op.98
緑の草原で Op.99
ガラス玉 Op.123
露のしずく Op.127a
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