ヨハン・ミヒャエル・ハイドン
Haydn, Johann Michael
オーストリア 1737 - 1806
ヨゼフ・ハイドンの弟。
ウィーンの聖シュテファン大聖堂の附属音楽学校で学び、20歳でハンガリー(現ルーマニア)のグロースヴァルダインの司教伯のカペルマイスターに就任。
1763年、ザルツブルグで司教ジーギスムント・シュラッテンバッハにより宮廷音楽家兼(次席)コンツェルトマイスター Hofmusicus und (2.) Concertmeisterに任ぜられる。
1773年、三位一体教会の首席コンサートマスター、1777年からオルガニストを務める。
1781年、モーツァルトの後任として宮廷および大聖堂の首席オルガニストに就任、教会附属の音楽学校でピアノ指導を受け持つ。
数多くの教会音楽作品、大司教のための室内楽、ザルツブルクのベネディクト派の大学の舞台用の演劇作品、指導を務めていた少年聖歌隊のための典礼音楽を多数創作、教会音楽改革にとり組み、ザルツブルクに44年間とどまって職務を全うした。
兄ヨゼフの影に隠れがちであるが、当時、宗教音楽の分野での名声は兄を凌駕し、独自の芸術性、民族的旋律と管楽器の使用法は、親しい友人でもあったモーツァルトの器楽曲、教会音楽作品に大きな影響を与えた。
作品:
50のオルガン小品 50 kleine Orgelstucke
ディヴェルティメント(26曲)
交響曲(約50曲)
8つのドイツ・ミサ曲(ドイツ荘厳ミサ曲) 8 Deutsche Messen (Deutsche Hochamter)〜ここに皇帝陛下は横たわり Hier liegt vor deiner Majestatがよく知られる。
大司教シュラッテンバッハのためのレクイエム ハ短調(1771)
テ・デウム(6曲)
弦楽五重奏曲 ハ長調、ト長調 (1773)
フルート協奏曲
フルート協奏曲 ニ長調
ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調
トランペット協奏曲 ニ長調
トランペット協奏曲 ハ長調
コンチェルティーノ ハ長調(クラリーノ、オーケストラ)
ラルゲット ヘ長調(トロンボーン、オーケストラ)
オペラ アンドロメダとペルセウス Andromeda e Perseo
聖ヒエロニムスのミサ曲 Missa S. Hieronymi(独唱、混声合唱、管楽、オルガン)
死者のためのミサ曲 Missa pro defunctis(独唱、混声合唱、管楽、オルガン)
めでたし女王 Ave regina(バス、ヴィオラソロ、弦楽)
羊飼いの二重唱「わがイサークよ、快活であれ Sei frohlich, mein Isaak」(テノール、バス、合唱、弦楽、ホルン2、通奏低音)
作品:管弦楽曲DB

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