パウル・ヒンデミット
Hindemith, Paul
独 1895 - 1963
子供の頃からヴァイオリンが上手く、正式な音楽教育を受けずカフェなどでヴァイオリンを弾いていた。
1908年から、フランクフルトのホーホ音楽院でレープナーにヴァイオリンを、1912年よりメンデルスゾーンとゼクレスに作曲を師事。1915年、フランクフルト歌劇場のコンサートマスターとなる。
1922年にアマル弦楽四重奏団を創立。1927年、ベルリン音楽大学教授。
1935〜37年、トルコ政府の招きで音楽振興のためにトルコで活動。
ユダヤ人ではなかったが、オペラ「画家マティス」をめぐりナチスと衝突、1937年、スイスに亡命、1940年、アメリカ合衆国に移住。イェール大学の教授に就任する。
二次大戦後、欧州に戻る。1951年、チューリヒ大学より音楽学教授として招かれ、1953年にイェール大学を辞職。
晩年は指揮、演奏活動に専念した。
初期には、実用音楽(Gebrauchsmusik)というスタイルで、誰でも演奏出来る音楽を提唱するが、後には現代の対位法を駆使した作風へと変化した。
代表作:
◆ピアノ
ある夜に In einer Nacht op.15
ソナタ 第1番 イ調 マイン川
ソナタ 第2番 ト調
ソナタ 第3番 変ロ調
ルードゥス・トナリス〜対位法、調性およびピアノ奏法の練習
◆室内楽
弦楽四重奏曲(7曲)
クラリネット五重奏曲 op.30
◆管弦楽
楽しいシンフォニエッタ Lustige Sinfonietta op.4
管弦楽のための協奏曲 op.38
コンツェルトムジーク Konzertmusik op.41
交響曲 画家マティス Mathis der Maler
交響曲 世界の調和 Die Harmonie der Welt
交響曲 コンサート・バンド Concert Band
ピッツバーク交響曲 Pittsburgh Symphony
◆協奏曲
チェロ協奏曲 op.3
ヴィオラと小オーケストラのための協奏曲 シュヴァーネンドレーアー Der Schwanendreher
ヴァイオリン協奏曲
チェロ協奏曲
ピアノ協奏曲
クラリネット協奏曲
ホルン協奏曲
木管楽器、ハープとオーケストラのための協奏曲
トランペット、ファゴットと弦楽のための協奏曲
ピアノ、金管楽器と2台のハープのためのコンツェルトムジーク
ヴィオラと管弦楽のためのコンツェルトムジーク op.48
◆声楽
連作歌曲 マリアの生涯 Das Marienleben
ソプラノとオーケストラのための3つの歌 3 Gesange fur Sopran u. Orch. op.9
古い詩文による歌曲集 Lieder nach alten Texten op.33
オラトリオ 無限なるもの Das Unaufhorliche
レクイエム このまえライラックが玄関先に咲いたとき When lilacs last in the door-yard bloom'd
◆オペラ
殺人者、女たちの望み Morder, Hoffnung der Frauen op.12
ヌシュ・ヌシ Das Nusch-Nuschi op.20
聖スザンナ Sancta Susanna op.21
カルディヤック Cardillac op.39
今日のニュース Neues vom Tage
画家マティス Mathis der Maler
世界の調和 Die Harmonie der Welt
長いクリスマス・ディナー The Long Christmas Dinner
◆バレエ
悪魔 Der Damon op.28
気高い幻想 Nobilissima visione
4つの気質 Die vier Temperamente
エロディアーデ Herodiade
作品:管弦楽曲DB
作品:オペラ名曲辞典
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