エンゲルベルト・フンパーディンク
Humperdinck, Engelbert
独 1854 - 1921
1872〜76年、ケルン音楽院で作曲をヒラー、ゲルンスハイム、イェンセンに師事。
1876〜79年、フランクフルトのモーツァルト財団の奨学生となり、ミュンヘン王立音楽学校に入学、ラインベルガーに対位法を、ラハナーに作曲を師事。79年、ベルリンのメンデルスゾーン賞受賞、イタリアへ旅行し、ナポリでヴァーグナーと知り合い、1881〜82年、バイロイトでヴァーグナーの助手を務め、パルジファル初演の準備に参加した。
1881年、ベルリンでマイヤベーア賞受賞。
1885年末から半年間バルセロナ音楽院、1887年にはケルン音楽院で教える。
1888年からマインツのショット社の編集顧問。
1890〜97年、フランクフルトのホーホ高等音楽院で教える。フランクフルト新聞 Frankfurter Zeitung のオペラ批評を担当。
1893年、「ヘンゼルとグレーテル」がR.シュトラウスの指揮で初演、一躍有名となる。
1900〜20年、ベルリン芸術アカデミーの作曲のマスタークラス教授。1910年、ベルリン大学より名誉博士号を授与。
1911年、ブルッフの後任としてベルリン高等音楽学校の音楽理論と作曲のクラスの主任に、またベルリン芸術アカデミーの副学長に就任。
妹が台本を書いた代表作「ヘンゼルとグレーテル」をはじめとし、劇場のための作品が多い。
作品:
弦楽四重奏曲
合唱バラード ケーフェラール参り Die Wallfahrt nach Kevelaer
◆管弦楽
フモレスケ Humoreske
序曲 ディオニュソスの行進 Der Zug des Dionysos
ムーア風狂詩曲 Maurische Rhapsodie
◆舞台作品
ヘンゼルとグレーテル Hansel und Gretel
7匹のやぎ Die sieben Geislein
王さまの子供たち Konigskinder
いばら姫 Dornroschen
不本意な結婚 Die Heirat wider Willen
従軍女商人 Die Marketenderin
酒の歌 Gaudeamus
作品:管弦楽曲DB

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