チャールズ・エドワード・アイヴズ
Ives, Charles Edward
米 1874 - 1954
ダンベリーの軍楽隊長であった父から音楽の手ほどき受ける。
1894〜98年、イェール大学で法律を専攻。作曲をホレイショ・パーカーに師事。
1889〜1902年、ニュー・イングランドの各地でオルガニストを務めた後、1907年、友人とともにニューヨークで保険会社アイヴズ&マイリックを設立、成功を収める。1930年に会社の代表を引退。創作活動は1920年代には停止している。
1947年、交響曲第3番「キャンプの集い」でビューリッツァー賞受賞。
アメリカの前衛作曲家の先駆けであり、作品は革新的な要素を持ち、ヨーロッパの現代音楽を先取りした。
独特の多調がみられ、各声部に異なる調号を与えるなどした。シェーンベルクとは異なり、調性が完全にないのではなく、無調部分が調性部分と並列または交錯する。多様なスタイルの書法は、ケイジに影響を与えた。
作品:
◆ピアノ
3ページのソナタ Three-Page Sonata
ソナタ 第1番
ソナタ 第2番「マサチューセッツ州コンコード 1840-1860年 Concord, Mass.,
1840-60」
サウスポーの投球 Some Southpaw Pitching 1909
◆オルガン
国歌による変奏曲(アメリカ) Variations on a National Hymn (America)
◆管弦楽
交響曲
第1番(1896-98)
第2番(1897-1901)
第3番(1904)
第4番(1910-16)
夕暮れのセントラル・パーク、40年ほど前 Central-Park in the Dark Some 40Years Ago(1898-1907)
漫画または風刺 Cartoons or Take-offs(1898-1907)
交響曲「休日 Holidays」(1904-13)
管弦楽曲集 第1番「ニュー・イングランドの3つの場所 Three Places in New England」(1903-14)
管弦楽曲集 第2番(1912-15)
管弦楽曲集 第3番(1919-26)
◆声楽
サーカス・バンド The Circus Band(混声合唱、オーケストラ)
カンタータ 天の国 The Celestial Country(独唱、混声合唱、室内オーケストラ)
行列聖歌 光あれ Processeional: Let There Be Light(男声合唱、弦楽、オルガン)
偉大なる庶民リンカーン Lincoln the Great Commoner(合唱、ピアノ、オーケストラ)
義務 Duty(男声合唱、オーケストラ)(1914)
ウィリアム・ブース将軍の昇天 General William Booth's Entrance into Heaven(合唱、ブラスバンド)
12月2日 2. December(男声合唱、金管オーケストラ)
作品:管弦楽曲DB
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