ドミトリー・ボリソヴィチ・カバレフスキー
Kabalevsky, Dmitry Borisovich
露 1904 - 1987
ペテルブルクに生まれ、1918年モスクワに移る。
1919〜25年、スクリャービン音楽学校(モスクワ第3音楽学校)に学ぶ。
1925年、モスクワ音楽院に入学、ミヤスコフスキーに作曲を、ゴリデンヴェイゼルにピアノを師事。1932年、同音楽院で講師に、1939年作曲科教授に就任。
1949〜52年、ソヴィエト科学アカデミー芸術史研究所音楽部門の主任。1952年、ソヴィエト作曲家同盟の書記に就任。
1963年、ソヴィエト人民芸術家の称号を受ける。
19世紀ロシア音楽の伝統と、師のスクリャービンやミヤスコフスキーの影響、ロシアの民俗音楽に根ざした叙情性あふれる作風。
12音音楽、前衛的現代音楽を批判し、芸術の大衆化を提唱、分かりやすく親しみやすい作品を多く書いた。
5曲のオペラは、ムソルグスキーの影響を窺わせ、ニキータ・ヴェルシーニンは多くの農民の歌、革命の歌を含み、民衆を主役としている。
◆ピアノ
ソナタ 第1番 ヘ長調 op.6
ソナタ 第2番 変ホ短調 op.45
ソナタ 第3番 ヘ長調 op.46
24のプレリュード op.38
子供の小品 op.27
◆管弦楽その他
交響詩 ロミオとジュリエット Romeo i Dzhulietta
春 Vesna
交響曲
第1番 嬰ハ短調 op.18
第2番 ハ短調 op.19
第3番 変ロ短調 op.22
第4番 ハ短調 op.54
ピアノ協奏曲(3曲)(1929,1936,1952)
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 op.48(1948)
チェロ協奏曲(2曲)(1949,1964)
弦楽四重奏曲(2曲)(1928,1945)
レクイエム ファシズムとの戦いに倒れた人々への追悼 Posvyashchaetsya pamyati tekh, kto pogib v bor'be s fashizmoy
◆オペラ
コラ・ブルニョン(クラムシの親方) Kola Bryun'on (Master iz Klamsi)
砲火の中で(モスクワの前面で) V ogne (Pod Moskovoy)
タラスの一家 Sem'ya Tarasa
ニキータ・ヴェルシーニン Nikita Vershinin
姉妹 Sestri
オペレッタ 春は歌う Vesna poyot
バレエ 黄金の麦穂 Zolotiye kolos'ya
作品:管弦楽曲DB
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