アラム・イリイチ・ハチャトゥリアン
Khachaturian, Aram Il'ich
アルメニア 1903 - 1978
現グルジアの首都トビリシで貧しい職人の家に生まれる。1921年モスクワに出て、生物学を学ぶ。
1922〜29年、グネーシン音楽学校でチェロ、ピアノ、作曲を学ぶ。続いて1934年までモスクワ音楽院でミャスコフスキーに作曲、グリエールに楽器法を師事。
1934年、アルメニア共和国建国15周年記念のため第1交響曲を書く。
1939年、ソヴィエト作曲家同盟組織委員会副議長に就任。
1942年のバレエ「ガヤネー」により世界的に名声を得る。
1947年の交響曲第3番「交響詩」によって、1948年、ソヴィエト連邦共産党中央委員会から形式主義に従う作曲家として批判される。
1951年、モスクワ音楽院の作曲科講師に就任。
50年代〜60年代には指揮者としても活動、海外公演も多く行う。
グネーシン音楽学校でも教えた。
1954年、ソヴィエト人民芸術家。
1956年に作曲家同盟の書記長に就任。
1959年、バレエ「スパルタクス」によりレーニン賞受賞。
1973年、社会主義労働英雄。
超絶技巧、オスティナート技法、シンコペーションを多用したスタイル。
アルメニアの色彩の濃い面と、ソ連の体制賛美的な面を合わせ持ち、社会主義国家建設のテーマで多数の交響詩、舞台音楽など、またアルメニア・ソヴィエト共和国の国歌も作曲した。
代表作品:
二重フーガ(弦楽四重奏 1931)
ピアノ協奏曲(1936)
ヴァイオリン協奏曲(1940)
チェロ協奏曲(1946)
◆ピアノ
レチタティーヴォとフーガ(7曲)
トッカータ(1932)
ソナタ(1961)
アシューグに敬意を表して V chest' Ashugov(ヴァイオリン、ピアノ)
◆バレエ
幸福 Schast'ye(1939)
ガヤネー(ガイーヌ。剣の舞を含む) 初版(1942)、第2版(1952)、第3版(1957)
スパルタクス Spartaks (1954)
作品:管弦楽曲DB
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