Landini (Landino), Francesco
フランチェスコ・ランディーニ (ランディーノ)
伊 c.1325-1397
Francesco Ciecoフランチェスコ・チエコ、Franciscus Caeucusフランチスクス・カエウクス (盲目のフランチェスコ)と呼ばれる。
作曲家。
画家ヤコポ・デル・カゼンティーノの息子。天然痘のため幼くして失明したが、歌やオルガンをはじめとするさまざまな楽器の演奏と製作、詩作、作曲、哲学、天文学など多岐に渡って優れた才能を現す。
1361年にはヴェネツィアで桂冠詩人に叙せられる。同年、フィレンツェのサンタ・トリニタ僧院のオルガニスト。1365〜96年、フィレンツェの聖ロレンツォ教会でオルガニストを務めた。
1379年、フィレンツェの至聖アヌンチャータ教会、1387年にはフィレンツェ大聖堂のオルガン建造に関わる。作曲家、演奏家だけでなく、音楽理論家、文法、修辞学、弁証法の発展に寄与した人物でもあり、詩人でもあった。
14世紀イタリアでもっとも重要な作曲家で、時代的に異例と言えるほど多くの作品が伝わっていることからも、当時からの名声の高さがうかがえる。作品は、現存する作品の大多数はバッラータである。
ランディーニ6度、ランディーニ終止などの作曲上の名称にもその名が残っている。
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