ルッジェーロ・レオンカヴァッロ
Leoncavallo, Ruggero (Ruggiero)
伊 1857 - 1919
作曲家、オペラ台本作家。
判事の子に生まれ、1866〜74年、ナポリのサン・ピエートロ・ア・マイエッラ音楽院でラウロ・ロッシに師事。また、ボローニャで詩人カルドゥッチに学ぶ。
その後、個人教授、カフェのピアニストなどをしつつ、放浪芸術家としてフランスやイギリス、そして外交官のおじが住んでいたエジプトで暮らす。
パリではマスネやモレルと知り合い、ワーグナー音楽の影響を受ける。
イタリアへ帰国後も、安定した地位につくことなく生涯を送った。
フィレンツェのルネサンスに関する歴史オペラ三部作「黄昏 Crepusculum」に取り組むも、完成したのは第1部「メディチ家の人々」のみで、1893年に初演された。
1892年、「道化師」で一躍有名になる。オペラ作曲コンクールに出されたこの作品は、一幕というコンクールの基準に当てはまらず入賞は見送られたが、ソンツォーニョ出版社の好意で上演にこぎつけ、圧倒的成功を得、 レオンカヴァッロは一夜にして名声を得た。
しかし他の作品では社会的成功を得ることは出来なかった。「ラ・ボエーム」はプッチーニの作品の成功の陰に隠れてしまう。しかし「ザザ」と「ベルリンのローラン」はわずかに好評を得た。
オペレッタ「オイディプス王 Edipo re」は自信作であったが、初演を見ることなく世を去った。
作品:
歌曲 朝の歌 Mattinata
◆オペラ
道化師 I pagliacci
メディチ家の人々 I Medici
チャタートン Chatterton
ラ・ボエーム La Boheme
ザザ Zaza
ベルリンのローラン Der Roland von Berlin
マイア Maia
ジプシー Zingari
ゴッフレード・マメーリ Goffredo Mameli
作品:管弦楽曲DB
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