Loewe, Johann Carl Gottfried
ヨハン・カール・ゴットフリート・レーヴェ
独 1796-1869
作曲家。
ケーテンで宮廷少年合唱団で歌ったのち、ハレでフランケが創設した修道院付属学校に通い、テュルクから音楽を学ぶ。美声を認められ奨学金を受け、テノール歌手となる。
1817年からハレ大学で神学を学び、聖マリア教会のオルガニストを務めた。
1820年にシュチェチンの聖ヤコブ教会のカントルおよびオルガニストに任命される。1821年には同市の音楽監督およびギムナジウムの教師。シュチェチンでは46年間活動し、同市の音楽発展に貢献した。
みずからピアノを弾いて自作のリートの演奏会を各地で開き、ウィーン、ロンドンで成功、スウェーデン、ノルウェー、フランスでも名声を得る。
ベルリン芸術アカデミーの会員。没後グライフスヴァルト大学の名誉博士号授与。
愛国的思想に満ちた作品はプロイセンの王たちに好まれ、「王家ホーヘンツォレルンの作曲家」とみなされた。
ピアノ伴奏による声楽のバラードを得意とし、その数は300〜400曲にも及ぶ。19世紀から20世紀初頭においても好まれ、人気を博した。
◆歌曲
魔王 Erlkonig op.1(1818)
婚礼の歌 Das Hochzeitslied
魔法使いの弟子 Der Zauberlehrling op.20(ベルリン 1832)
鳥刺しハインリヒ Heinrich der Vogler(ドレスデン 1836)
その他多数
◆オペラ
3つの願い Die drei Wunsche(ベルリン 1832)
◆オラトリオ
7人の眠れる人 Die Siebenschlafer(1833)
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