Liadov, Anatoly Konstantinovich
アナトーリ・コンスタンティノヴィチ・リャードフ
露 1855-1914
作曲家、指揮者、教育家。Lyadov、Lyadoff とも綴る。
マリンスキー劇場の指揮者であった父親から音楽教育を受け、その後1870年、ペテルブルグ音楽院に入学、作曲をリムスキー=コルサコフに学ぶ。怠け癖がひどく退学処分となるが復学が認められ、1878年卒業、母校で教え、86年には教授。門下にはプロコフィエフ、ミヤスコフスキーがいる。
1897年、帝室地理協会の委嘱により民謡の収集、補足編曲に携わり、ロシア民謡集全3巻の編集に従事。ペテルブルグ楽派に属す。ぐずぐずとする性格は変わらず、1909年にはディアギレフから火の鳥の依頼があったが、躊躇しているうちにストラヴィンスキーに仕事がまわってしまった。大作は少ないが、「音の細密画家」と呼ばれ、農民歌、民間伝承、民謡に基づく叙情的な小品が多い。
代表作:
◆管弦楽
交響詩 ババ=ヤガ Op.56
魔法にかけられた湖 Op.62
交響的絵画 ヨハネの黙示録から Op.66
◆ピアノ
ノヴェレッテ Op.20
音楽の玉手箱 Op.32
グリンカの主題による変奏曲 Op.35
ポーランド民謡による変奏曲 Op.51
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