Machaut, Guillaume de
ギヨーム・ド・マショー
仏 c.1300-1377
作曲家、詩人。
1323〜46年、盲目のボヘミア王ヨハン・フォン・ルクセンブルク(ジャン・ド・リュクサンブール)の秘書官として欧州各地を旅する。ヨハンの死後は、その娘でヨハン2世の王妃ボンヌに、ボンヌの死後はナヴァル王シャルルに仕えた。
1337年、ランス大聖堂の司教座聖堂参事会員となり、1340年にはこの地に住むようになり、65年以降はランスを離れることなく暮らした。
晩年は、君主の命により自らの作品集の監修にあたり、その際作られた手写本(マショー写本として知られる) が今日パリ国立図書館に残されている。
音楽作品はミサ、モテット、バラード、ヴィルレーなどその数は140曲を超える。
4声のノートル=ダム・ミサ Messe de Nostre Dame は、ミサ通常文に曲をつけたポリフォニーの作品としてはもっとも時代の早いもので、西洋音楽史上最古の多声ミサといわれる。
14世紀フランス・アルス・ノヴァ最大の作曲家。
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