Marx, Joseph Rupert Rudolf
ヨゼフ・ルーペルト・ルドルフ ・マルクス
オーストリア 1882-1964
作曲家。
グラーツ大学で哲学、美術史を学ぶ。1909年、同大で博士号取得。
26歳で作曲を始め、歌曲を多く書き、知られるようになる。
1914〜52年までウィーン音楽アカデミーで理論と作曲の教授、1922〜27年には学長を務める。1931〜38年、ウィーン新聞で音楽批評家としても活躍。1932〜33年には音楽教育顧問としてトルコに招かれる。1947〜57年、グラーツ大学名誉教授。音楽学を教えた。
歌曲作曲家としてはヴォルフの流れを汲み、器楽においてはブラームスやドビュッシーの影響があり、印象主義的色彩をもつ作品を残した。
代表作:
◆器楽
春のソナタ Fruhlingssonate(ヴァイオリン、ピアノ 1913)
弦楽四重奏曲(3曲)
第1番 半音階的旋法で Quartetto in modo chromatico(1937 改訂 1948)
第2番 古風な旋法で in modo antico(1938)
第3番 古典的旋法で in modo classico(1941)
◆管弦楽曲
秋の交響曲 Eine Herbstsymphonie 1921
牧歌−田園風4度によるコンチェルティーノ Idylle - Concertino uber die pastorale Quart 1925
春の音楽 Eine Fruhlingsmusik 1925
秋祭り Feste im Herbst 1945
ロマンティック・ピアノ協奏曲 Romantisches Klv.-Konzert ホ長調 1920
◆声楽
弦楽四重奏もしくはオーケストラ伴奏付き歌曲多数
イタリア歌曲集 Italienisches Liederbuch(ハイゼ詞 1912)
朝の歌 Morgengesang(男声合唱、金管楽器、オルガン 1910)
牧神への秋の合唱 Herbstchor an Pan(合唱、少年合唱、オーケストラ、オルガン 1911)
◆著作
複合音の把握における和声と旋律の機能について Uber die Funktionen von Harmonie und Melodie beim Erfassen von Tonkomplexen(グラーツにおける博士論文 1909)
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