クラウディオ・ジョヴァンニ・アントニオ・モンテヴェルディ
Monteverdi, Claudio Giovanni (Zuan) Antonio
伊 1567 - 1643
医者の息子として生まれる。インジェニェーリに師事。作曲と声楽、楽器演奏も学んだ。修行時代、80年代にすでに作品を出版。
1590年、マントヴァのゴンザーガ家の宮廷にヴィオール奏者として採用され、1594年以降は歌手としても活動した。1595年にはハンガリー、1599年にはフランドルにマントヴァ公に随行し赴く。1602年に宮廷楽長に就任。
1607年、マントヴァ宮廷で「オルフェオ」が上演される。(出版は1609年) これは初期オペラ史におけるもっとも重要な作品となった。
1612年、宮廷内での軋轢が高じて解雇される。1613年、ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の楽長になり、終生その職にとどまった。教会音楽の職の他、各地の宮廷のための作曲や、出版も行い、1637年にヴェネツィアに史上初の公開オペラ劇場が出来てからはオペラも多く手がけた。
初期バロックを代表する一人であり、オペラ創生期に大きな役割を果たした。
しかしオペラは、現存しないものがほとんどで、後期の作品で残っているものは第三者の手が入っていると言われる。
作品:
聖カンティウンクラ集 Sacrae cantiunculae(1582)
3声のカンツォネッタ集(1584)
◇マドリガーレ集(5声。5巻以降は通奏低音を伴う)
第1巻(1587)
第2巻(1590)
第3巻(1592)
第4巻(1603)
第5巻(1605)
第6巻(1614)
第7巻(1619)
第8巻(1638 舞台劇「タンクレーディとクロリンダの戦い Il combattimento di Tancredi e Clorinda」を含む)
◇音楽の戯れ Scherzi musicali
第1巻(1607)
第2巻(1632)
◆舞台作品
オルフェオ Orfeo(完全に現存)
アリアンナ Arianna(アリアンナの嘆き Lamento d'Arianna のみ現存)
ウリッセの祖国帰還 Il ritorno d'Ulisse in patria(手稿譜あり)
ポッペアの戴冠 L'incoronazione di Poppea(手稿譜が2種類現存)
作品:管弦楽曲DB
作品:オペラ名曲辞典
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