Palestrina, Giovanni Pierluigi da
ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ
伊 c.1525-1594
作曲家。
ジョヴァンニ・ピエルルイージが本来の名であるが、生地パレストリーナの名で呼ばれることが多い。
少年聖歌隊に加わり、ローマでも活動。ジョスカン・デ・プレ等に学ぶ。その後サン・タガーピト大聖堂のオルガニスト。教皇ユリウス3世の好意を得、1551年、サン・ピエトロ大聖堂少年聖歌隊楽長。1555年、教皇専属の歌手となるが、妻帯者だったため、パウルス4世の代になり宗教的理由により解雇される。1561年、サンタ・マリーア・マッジョーレの楽長。この時代の作品多数。1571年、サン・ピエトロ大聖堂に復職。1590年、ヴェルトゥオーザ・コンパーニア・デイ・ムジチ・デイ・ローマ(現在のローマ国立音楽院)を創設。
膨大な作品群の大部分は教会音楽であり、彼の作品はローマ・カトリックではグレゴリオ聖歌に次ぐ代表的な典礼音楽である。
アカペラ宗教音楽のよりどころと言われるパレストリーナ様式と呼ばれる古典的対位法様式を作り上げた。現在に至るまで、多声宗教音楽の模範とされる。
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