Pierne, Henri-Constant-Gabriel
アンリ=コンスタン=ガブリエル・ピエルネ
仏 1863-1937
作曲家、指揮者。5歳よりメッス音楽院でソルフェージュを学び、1871年、パリ音楽院に入学、ラヴィニャクにソルフェージュ、マルモンテルにピアノ、オーギュスト・デュランに和声、マスネに作曲、フランクにオルガンを師事。1882年にカンタータ「エディット Edith」でローマ大賞を受賞、1890〜98年、フランクの後任としてサント=クロティルド
教会のオルガニストを務める。
1903年からコロンヌの芸術家協会に関わりコロンヌの補佐をしていたが、後にその会長となる。1910〜34年、コロンヌの後任としてコロンヌ管弦楽団の首席指揮者となり、現代作品の紹介に貢献する。1924年、学士院会員。多岐に渡る作品があるが、オラトリオが重要とされ、フランクから受け継いだ宗教的信条の流れを20世紀フランス・オラトリオに繋いでいる。
代表作:
◆器楽
ヴァイオリン・ソナタ(1900)
チェロ・ソナタ(1919)
サクソフォーン四重奏のための序奏と通俗的ロンドによる変奏曲 Introduction et variations sur une ronde populaire(1930)
ピアノ五重奏曲(1919)
◆管弦楽
宮廷バレエ Ballet de cour(1901)
リリプット国のガリヴァー Gulliver au pays de Lilliput(1935)
交響詩 Poeme symphonique》(ピアノ、オーケストラ 1903)
◆声楽作品
交響詩「千年紀 L'an mil」(1896)(合唱、オーケストラ);
合唱とオーケストラのための劇的伝説「小さな妖精 Les Elfes」
◆オラトリオ
音楽的伝説「少年十字軍 La croisade des enfants」(1902)
神秘劇「ベツレヘムの子どもたち Les enfants de Bethleem」(1907)
アシジの聖フランチェスコ St-Francois d'Assise(1912)
◆オペラ
魔法の杯 La coupe enchantee(1895、改訂版1905)
ヴァンデ党 Vendee(1897)
ソフィ・アルヌー Sophie Arnould(1927)
オペレッタ「フラゴナール Fragonard」(1934)
◆バレエ
シダリーズと牧羊神 Cydalise et le chevre-pied(1923)
ミュージック・ホールの印象 Impressions de music-hall(1927)
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