アミルカレ・ポンキエッリ
Ponchielli, Amilcare
伊 1834 - 1886
文部省教育用音楽用語では、ポンキエルリ。
1843年、9歳で奨学金を得てミラノ音楽院に入学、54年まで学び、聖イラリオ教会のオルガニストとなる。後にピアチェンツァの市民楽団の指揮者になるが、オペラ作曲家を目指す。1856年、クレモナのコンコルディア劇場で「婚約者たち」でデビュー。しかし成功とはいえなかった。1872年に改版した「婚約者たち」が成功、以後スカラ座から依頼を受けオペラを次々に作曲、1876年に「ジョコンダ」で大成功を収める。1881年にベルガモ大聖堂の楽長。
1883年からはミラノ音楽院で作曲を教える。門下にマスカーニやプッチーニらがいる。
マイヤベーアの流れを汲み、ヴェルディの後継者と言われ、プッチーニに影響を与えた。
生地、クレモナ近郊のパデルノ・ファゾラーロは、現在はポンキエッリを讃えパデルノ・ポンキエッリ Paderno Ponchielli と称している。
オペラ「ジョコンダ」が一番の代表作となり、第3幕のバレエ曲「時の踊り」は頻繁に演奏され、ポピュラー音楽の世界でも編曲されて使われることが多い。
作品:
◆オペラ
婚約者たち I promessi sposi(初演クレモナ 1856)
サヴォイアの女 La Savoiarda(初演クレモナ 1861)
リトアニアの人びと I Lituani(初演ミラノ 1874)
ジョコンダ La Gioconda(初演ミラノ 1876)
放蕩息子 Il figliuol prodigo(初演ミラノ 1880)
マリヨン・ドロルム Marion Delorme(初演ミラノ 1885)
作品:管弦楽曲DB
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