ホアキン・ロドリーゴ
Rodrigo, Joaquin
西 1902 - 1999
3歳で失明、音楽の英才教育を受ける。ピアノをリベスに、和声と作曲をアンティックに師事。
1927〜32年、パリのスコラ・カントールムでデュカスに楽器法を学ぶ。また、高等音楽院でエマニュエルに音楽史を、ソルボンヌ大学でピッロの講義を聴講。
1939年にマドリードに移り、翌年発表されたギターとオーケストラのための「アランフェス協奏曲」により名声を得る。この曲は20世紀のギターの発展に多大な影響を与えた。
1944年、創作活動に対して国家音楽賞を授与される。
1948年、マドリード大学で音楽史を教える。1950年にマドリードのサン・フェルナンド芸術アカデミーの会員、1963年にはサラマンカ大学の名誉博士号を授与。
作品は民俗音楽の要素で絵画的な効果を持たせた新古典派的傾向。
代表作:
◆ピアノ
スペイン舞曲 Danzas de Espana
5つのカスティーリャ・ソナタ 5 Sonatas de Castilla
◆管弦楽
はるかなるサラバンドとビリャンシーコ Zarabanda lejana y villancico(1930)
ラ・テンプラニーカをたたえて Homenaje a la Tempranica(1939)
ソルの作品による Soleriana(1953)
アランフェス協奏曲 Concierto de Aranjuez(ギター、オーケストラ 1939)
英雄協奏曲 Concierto heroico(ピアノ、オーケストラ 1942)
夏の協奏曲 Concierto de estio(ヴァイオリン、オーケストラ 1943)
ギャラント様式の協奏曲 Concierto in modo galante(チェロ、オーケストラ 1949)
セレナータ協奏曲 Concierto serenata(ハープ、オーケストラ 1955)
ヒラルダの調べ Sones en la Giralda(ハープ、小オーケストラ 1963)
マドリガル協奏曲 Concierto Madrigal(ギター2、オーケストラ 1965-68)
アンダルシア協奏曲 Concierto andaluz(ギター4、小オーケストラ 1967)
◆声楽
妻の頌歌 Cantico de la esposa(1934)
4つの愛のマドリガル Cuatro madrigales amatorios(1947)
ドゥルシネアの不在 Ausencias de Dulcinea(歌、オーケストラ 1948)
アッシジの聖フランチェスコの賛歌 Cantico de San Francisco de Asis(合唱、オーケストラ 1986)
◆舞台
コメディア・リリカ「偽りの息子 El hijo fingido」
バレエ「王のパヴァーヌ Pavana real」(1955)
作品:管弦楽曲DB
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