ジャン・ユリウス・クリスティアン・シベリウス
Sibelius, Jean (Johan) Julius Christian
フィンランド 1865 - 1957
作曲家。ジャンの名は、シベリウス自身がおじの名前から名乗ったもの。
フィンランドでスウェーデン語を話すという少数派の上層階級、医師の家に生まれる。フィンランド語は中等学校で初めて学ぶ。
1874年からピアノ、1880年からはヴァイオリンのレッスンを受け、子供の頃から作曲を始める。ヘルシンキ大学で1年間法律を専攻、その後音楽院に転籍。
ヴァイオリンと作曲をマルティン・ヴェゲリウスに師事。卒業後、奨学生となり、1889年にベルリンへ、1890年にはウィーンで学ぶ。
1892年、合唱と独唱入りの「クッレルヴォ」がヘルシンキで初演、大成功。
1892年からヘルシンキ音楽院で教える。1897年より、国から終身年金を受ける。
1899年、祖国を讃えた交響詩「フィンランディア」を発表、終盤のメロディは「フィンランド讃歌」としてフィンランドの第二国歌のような存在となった。
1900年、ヘルシンキ管弦楽団を率いたパリ公演、その後欧州を回り、名声を高めた。
1926年以後は、自作の指揮活動もせず、作曲活動もほぼ停止。フィンランドの民族叙事詩「カレヴァラ」を神話的な背景として標題音楽を数多く書いたが、民族音楽の借用は一切しなかった。
フィンランドの国民的大作曲家であると同時に、20世紀における交響曲の作曲家としても重要。
代表作:
弦楽四重奏曲 変ロ長調 op.4、ニ短調「親愛なる声 Voces intimae」 op.56
◆ピアノ
ソナタ ヘ長調 op.12
3つのソナチネ op.67 などの他、小品多数。
◆交響詩
伝説 En saga op.9
春の歌 Varsang
レンミンカイネン組曲 Lemminkais-sarja op.22
〜レンミンカイネンと島の乙女たち Lemminkainen ja saaren neidot
〜トゥオネラのレンミンカイネン Lemminkainen Tuonelassa
〜トゥオネラの白鳥 Tuonelan joutsen
〜レンミンカイネンの帰郷 Lemminkainen palaa kotitienoille
フィンランディア Finlandia op.26
森の精ドリュアス Dryaden op.45a
ポヒョラの娘 Pohjolan tytar op.49
パンとエコー Pan och Echo op.53
夜の騎行と日の出 Nattlig ritt och soluppgang op.55
吟遊詩人 Barden op.64
大洋の女神 Aallottaret op.73
タピオラ Tapiola op.112
◆オーケストラ組曲
カレリア Karelia op.11
歴史的情景 Scenes historiques I op.25、II op.66
特徴的な組曲 Suite caracteristique op.100
◆交響曲
ホ短調 op.39
ニ長調 op.43
ハ長調 op.52
イ短調 op.63
変ホ長調 op.82
ニ短調 op.104
ハ長調 op.105
◆合唱とオーケストラ
クッレルヴォ交響曲 Kullervo op.7
サンデルス Sandels op.28
火の誕生 Tulen synty op.32
解放された女王 Vapautettu kuningatar op.48
◆劇付随音楽
死 Kuolema op.44(第1曲を「悲しきワルツ Valse triste」第2曲を「鶴のいる情景 Kurkikohtaus」として改訂)
ペレアスとメリザンド Pelleas och Melisande op.46
白鳥姫 Svanevit op.54
スカラムーシュ Scaramouche op.71
イェーダーマン Jedermann op.83
テンペスト The Tempest op.109
作品:管弦楽曲DB
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