カロル・シマノフスキ
Szymanowski, Karol
ポーランド 1882 - 1937
貴族の家系に生まれる。ロシアの大ピアニスト、ネイガウスは、おじ。
1901〜04年、ワルシャワで作曲をノスコフスキに師事。
1905年、ベルリンでカルウォヴィチ、フィテルベルク、アポリナリ・シェルト、ルジツキと共にポーランド現代音楽の振興のため「若きポーランド(ムウォダ・ポルスカ)」というグループを結成。
その後ベルリンから、ワルシャワ、ウィーンを転々とするが、一次大戦のため1914年に生地ティモショフカに戻り作曲に励む。1919年にワルシャワに移り、ワルシャワ音楽院で教える。しばしばザコパネ(タトラ山地)を訪れ、山岳地方の音楽に親み、ポーランド民俗音楽への理解を深める。
1927〜29年、ワルシャワ音楽院の院長。音楽院が音楽アカデミーとなった後も、1930〜32年、校長を務め、母国の音楽界のために貢献した。肺結核のため退任。
20世紀初頭のポーランドを代表する作曲家。
◆ピアノ
ソナタ 第1番 op.8、第2番 op.21、第3番 op.36
ポーランド民謡の主題による変奏曲 Wariacje na temnat ludowy polski op.10
仮面劇op.34
20のマズルカ op.50
4つのポーランド舞曲
◆ヴァイオリン
ソナタ op.9(1904)
ロマンス op.23(1910)
神話 Mity op.30(1915)
3つのパガニーニ風カプリース Three Paganini Caprices op.40(1918)
ヴァイオリン協奏曲 第1番 op.35
ヴァイオリン協奏曲 第2番 op.61
◆室内楽
三重奏曲 op.16(1907)
弦楽四重奏曲 op.37、op.56
◆管弦楽
演奏会用序曲 op.12
交響曲
第1番 op.15
第2番 op.19
第3番「夜の歌」op.27(テノールまたはソプラノ、合唱、オーケストラ)
第4番 協奏交響曲 op.60(ピアノ、オーケストラ)
◆声楽
クルピエ地方の歌(6曲、無伴奏合唱)
ハーフィズの愛の歌 op.26(独唱、ピアノ 1911、管弦楽曲版 1914)
スターバト・マーテル Stabat mater op.53(独唱、合唱、オーケストラ)
◆オペラ
ハギト Hagith
ロゲル王 Krol Roger
作品:管弦楽曲DB
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