Toch, Ernst
エルンスト・トッホ
オーストリア 1887-1964
作曲家、ピアニスト。
1906〜09年、ウィーンおよびハイデルベルクで医学と哲学を学ぶ。
1909〜12年、フランクフルトでピアノをヴィリー・レーベルクに師事。
作曲は独学。1909年、フランクフルトのモーツァルト賞、1910年、ベルリンのメンデルスゾーン賞、4年連続でオーストリア国家賞を受賞、作曲家として認められる。
1913年、マンハイム音楽大学のピアノと作曲の教授。一次大戦従軍。1921年、ハイデルベルク大学で音楽学の博士号を取得。
1929年以後ベルリンでピアノと作曲の教師をしていたが、ナチスに追われ、1933年にパリおよびロンドンを経てアメリカ合衆国に亡命、1934年、ニューヨークのニュー・スクール・オブ・ソーシャル・リサーチで教員。
1936年にロサンジェルスに移り、南カルフォルニア大学で教える。1940年、合衆国に帰化。1956年、第3交響曲でピューリッツァー賞受賞。
当初ブラームスに傾倒したが、1925年頃に無調音楽に接近し、1948年頃からは調性的な書法に戻る。
代表作:
弦楽四重奏曲(13曲)(1902-53)
交響曲(7曲)(1950,1951,1953,1957,1962,1963,1964)
チェロ協奏曲(室内オーケストラによる 1925)
ピアノ協奏曲(1926)
オペラ「えんどう豆の上に寝たお姫さま/ Die Prinzessin auf der Erbse」(原作アンデルセン、台本エルカン 初演バーデン・バーデン 1927)
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