Vieuxtemps, Henri Joseph Francois
アンリ・ジョゼフ・フランソワ・ヴュータン
ベルギー 1820-1881
ヴァイオリニスト、作曲家。
楽器製作とピアノの調律を職としていた父親からヴァイオリンの手ほどきを受け、6歳でロードの協奏曲を公開演奏。1828年、ベリオがその才能を認め、パリに連れていき弟子とした。
1830〜31年、パリ音楽院で引き続きベリオに師事。
その後ドイツに行き、カッセルでシュポーアに、シュトゥットガルトでモリークに師事、作曲をウィーンのゼヒターとパリのライヒャに学んだ。欧米各地を演奏旅行して成功。
1846年にはロシア皇帝ニコライ1世にソリストとして仕え、サンクトペテルブルク音楽院の教授となる。1851年、皇帝の要請を振り切り契約を解除。
1871〜73年、ブリュッセル音楽院の教授。このときの弟子にイザイがいる。
19世紀の最も偉大なヴァイオリニストの一人。
作品はヴァイオリン曲が中心で、特に知られているのはコンチェルトの4番と5番。
◆ヴァイオリンとピアノ
ドン・ジョヴァンニの主題による二重協奏曲 Duo concertant uber Don Giovanni op.20
パガニーニをたたえるカプリース Caprice-hommage a Paganini op.9
◆ヴァイオリン協奏曲
第1番 ホ短調 op.10(1840)
第2番 嬰ヘ短調 op.19(1836)
第3番 イ長調 op.25(1844)
第4番 ニ短調 op.31(1849〜50)
第5番 イ短調 「ル・グレトリ Le Gretry」 op.37(1860)
第6番 ト長調 op.47(1881)
第7番 イ短調 op.49(1883)
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