ヘンリク・ヴィエニャフスキ
Wieniawski, Henryk
ポーランド 1835 - 1880
ヴァイオリニスト、作曲家。
母はピアニスト。ルブリンでホルンツィエルとセルヴァチニスキに学ぶ。
1843年よりパリ音楽院のクラヴェルのクラスに、次いでマサールのクラスに入り、46年に一等。その後も48年までマサールに師事。
1848年、サンクトペテルブルクでデビュー。
1849年から50年にかけてパリで和声学の勉強を続ける。51年からピアニストの弟ユゼフと演奏旅行で欧州を巡る。
1859〜72年、ロシア皇帝の帝室ソリストとなる。
1862〜67年、サンクトペテルブルクの音楽院教授。
1872〜74年、アメリカ合衆国へ演奏旅行。アントン・ルビンシテインを共演者とした。
1874〜77年、病気のヴュータンの代行としてブリュッセル音楽院でヴァイオリン教授。
当時最高のヴァイオリニストとされ、その弓使いは,現代ヴァイオリン演奏の基本テクニックとなっている。
作品は、技巧的でスラヴ的。
現在、彼の名を冠したヴァイオリン・コンクールが5年毎にポズナニで開かれ、ヴァイオリニストの国際的登竜門となっている。
作品:
ポロネーズ ニ長調 op.4
モスクワの思い出 op.6
エチュード・カプリス Etudes-Caprices op.18(ヴァイオリン2、1863)
スケルツォ・タランテラ Scherzo-Tarantelle op.16(1856)
伝説 Legende op.17(1860)
華麗なる幻想曲 Fantasie brillante op.20(グノーのファウストに基づく。1868)
華麗なるポロネーズ Polonaise brillante op.21(1870)
協奏曲(2曲)嬰ヘ短調 op.14(1853)、ニ短調 op.22(1862)
新しい手法 Ecole moderne op.10(エチュード。1854)
作品:管弦楽曲DB
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