エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ
Wolf-Ferrari, Ermanno
伊 1876 - 1948
父はバイエルン人で画家。早くから美術と音楽に才能を発揮、1891年にローマの美術アカデミーで、1902年にミュンヘンのホロジー画学校で学び、1892〜95年にはミュンヘン音楽アカデミーでラインベルガーに作曲を師事。
1896〜1900年にはイタリアで過ごし、その後1903年までふたたびミュンヘンに住む。
ミュンヘンでは、1903年のオペラ「せんさく好きな女たち」が成功、その後も数々のオペラを書き続ける。
1903〜09年、ヴェネツィアのマルチェッロ音楽学校の校長。1909年にミュンヘンに移る。作曲家として活動。
1939年、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院の作曲科教授。
第2次世界大戦後、1947年にヴェネツィアに戻る。
ゴルドーニやモリエールを原作とするコミック・オペラを得意とし、指揮者として自作の録音も積極的に行った。晩年はオペレッタだけでなく、協奏曲や室内楽曲も手がけた。
作品:
ヴァイオリン・ソナタ(2曲)(1895、1901)
ピアノ三重奏曲(2曲)(1900-01)
弦楽四重奏曲(1940)
弦楽五重奏曲(1942)
室内交響曲(管楽器、弦楽 1903)
ヴェネツィア組曲 Venezianische Suite(管弦楽 1936)
小交響曲 Symphonia brevis(1947)
ヴァイオリン協奏曲(1944)
チェロ協奏曲「祈り Invocazione」(1947)
牧歌−協奏曲 Idillio-Concerto(オーボエ、室内オーケストラ 1933)
組曲−小協奏曲 Suite-Concertino(ファゴット、室内オーケストラ 1933)
小協奏曲 Piccolo concerto(イングリッシュ・ホルン、室内オーケストラ 1953)
オラトリオ「シュラミの女 La Sulamite」(1898)
カンタータ「新生 La vita nuova」(1901)
◆オペラ
シンデレラ La Cenerentola
せんさく好きな女たち Le donne curiose(Die neugierigen Frauenとして初演)
4人の田舎者 I quattro rusteghi(Die vier Grobianeとして初演)
スザンナの秘密 Il segreto di Susanna(Susannens Geheimnisとして初演)
聖母の宝石 I giojelli della madonna(Der Schmuck der Madonnaとして初演)
恋人は医者 L'amore medico(Der Liebhaber als Arztとして初演)
抜け目のない未亡人 La vedova scaltra
広場 Il Campiello
愚かな女 La dama boba
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