アルツィーラ/Alzira
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ/Giuseppe Verdi
原作:ヴォルテール/Voltaire
台本:サルヴァトーレ・カンマラーノ/Salvatore Cammarano
初演:1845年8月12日サン・カルロ歌劇場/ナポリ/Teatro San Carlo
設定:16世紀中頃.ペルー
上演時間:約1時間35分
楽器編成:3Fl(Pic),2Ob,2Cl,2Fg/4Hr,2Tp,3Tb,Tub/Tim,Perc(BD,SD,Trgl)/Hp/Str/Banda
概説:
ヴェルディの初期のオペラ。作曲されたのは、大作「ナブッコ」、「エルナーニ」に続き、立て続けにオペラを発表した時期であり、多忙のため体調を崩した中、仕上げられた作品。
ヴォルテールの戯曲“Alzira(1736)を元にカンマラーノが台本を作成。インカ帝国とスペイン人の対立を描く。イタリアを舞台としない他のオペラ「ナブッコ」や「ジャンヌ・ダルク」、「アイーダ」などと同様、エキゾチックな世界でありながら、イタリア人に愛されるようなメロディが巧みに織りこまれている。現在では上演の機会はあまりなく、録音も少ない。
最終更新:2010年06月2日
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