【基礎データ・演奏時間】
アンドレア・シェニエ
Andrea Chenier
作曲:ウンベルト・ジョルダーノ/Umberto Giordano(1867~1948)
参考文献:ジュール・バルビエ「アンドレ・シェニエ」ポール・ディモフ「アンドレ・シェニエの生涯と作品」
台本:ルイージ・イッリカ/Luigi Illica(1859~1919)
初演:1896年3月28日ミラノ、スカラ座
演奏時間:1時間56分(第1幕30分、第2幕30分、第3幕40分、第4幕16分)
楽器構成:2Fl,Pic.2Ob(EH),2Cl(BCl),2Fag,/4Hr,3Tp,3Tb,Tub/Tim,Perc/Hp/Str
概説:オペラのタイトルになっているアンドレア・シェニエは実在の詩人である。フランス革命に共鳴するが、過激の一途をたどるロベス・ピエールの恐怖政治を非難するようになり32才の若さで断頭台の露と消えた。この詩人の生涯を描いたバルビエの「アンドレ・シェニエ」やディモフの「アンドレ・シェニエの生涯と作品」などの文献から台本作家イッリカが創作した物語である。イッリカは後にプッチーニらと組んで「ラ・ボエーム」「トスカ」「蝶々夫人」など屈指の名作オペラを生み出していく。ジョルダーノの出世策であり、代表作となったこの歴史劇は革命に翻弄された様々な階級の人々の苦悩、悲しみ、そして愛と死を描いている。現在もなおコンサートなどでたびたび演奏される名アリアの数々が感動を呼ぶヴェリズモオペラの傑作である。
by MI
最終更新:2008年9月28日
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