第3幕
第1場/森の中
夜。口封じのためにポリネッソ公爵の刺客に追われていたダリンダは、逃げ込んだ森でアリオダンテに救われる。死んだと噂されたアリオダンテはまだ生きていた。ポリネッソの裏切りを知ったダリンダは、彼の企みを全てアリオダンテに告白し、ジネーヴラ王女の潔白を証明する。アリオダンテは友の汚い策略に憤慨しその場を去った。
第2場/宮廷の中庭
ポリネッソ公爵は、ジネーヴラ王女と結婚するために彼女の擁護を買って出ると、兄の復讐を誓うルルカニオに決闘を申し込む。ジネーヴラは王である父に「無実の罪で死にゆく娘にご慈悲を…」と訴え、王が去ると「ええ、私は死にます Si, morro」と歌い、公爵に護られるくらいなら死を選ぶ覚悟をする。
第3場/決闘場
ポリネッソ公爵がルルカニオとの決闘に敗れたので、今度は王が娘を護るために剣を取る。そこへ死んだはずのアリオダンテが現れ、全てはポリネッソの仕組んだことだと告げるので、皆は誤解が解けたと互いに喜び合う。ルルカニオはダリンダに変わらぬ誠実な愛を訴え、今度は彼女もこれに応える。
第4場/ジネーヴラ王女の囚われている部屋
不幸な身を嘆き悲しむジネーヴラの許へアリオダンテが現れ、王と共に今までの経緯を明かす。ジネーヴラの身の潔白も証明され、アリオダンテと共に喜びの二重唱を歌う。
第5場/広間
華やかな踊りや歌が披露され、皆が幸せを喜び合う中、幕となる。
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