【基礎データ】
アルミード
Armide
作曲:クリストフ・ヴィリバルト・グルック
Christoph Willibald Gluck(1714-1787・独出身、オーストリアとフランスで活躍)
台本:フィリップ・キノー
Philippe Quinault(仏語)
原作:トルクァート・タッソ(伊)の叙事詩「解放されたエルサレム」
初演:1777年9月23日
王立音楽アカデミー(パリ)
Academie royale de musique(現在のパリ・オペラ座)
演奏時間:約2時間20分(第1幕30分、第2幕25分、第3幕25分、第4幕20分、第5幕40分)
楽器編成:2Fl,2Ob,2Cl,2Fg/2Hr,2Tp/Tim/Str
概説:約90年前にキノーがリュリのために書いた同名のオペラの台本に、グルックが曲を付けたもの。話の内容はイタリアの叙事詩人トルクァート・タッソの叙事詩「解放されたエルサレム」が基になっている。この叙事詩を原作とした作品は、ヘンデル、ハイドン、ロッシーニ等、多くの作曲家が手掛けている。グルックのオペラの中では珍しい悲劇の結末で、ドラマティックな話の運びも印象的である。グルックの歌劇では「オルフェオとエウリディーチェ」が最も有名であるが、音楽性も高く、主人公アルミードの魅力が余すところなく表現されたこの作品を、作曲者本人は特に気に入っていたようだ。
by Ikumi
最終更新:2009年8月20日

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