第２部
第１部と同じ場所、円柱が立つ。日は西に傾く。シルヴィアが希望に高鳴る胸の内を歌う。思いにふけるアスカニオが現れ、二人の始めての出会い。劇的なレチタティーヴォ･アコンパニアート。アスカニオはまだ身分を明かせない。シルヴィアは彼が夢の中の若者だと判るが、 許婚のアスカニオかは判らない。羊飼い長のファウノはアスカニオを他国の貴族と紹介する。シルヴィアは苦しみ、アスカニオもまた苦しむ。しかしシルヴィアは自分の高貴な血筋と神の定めた運命に従おうと決心する。いよいよ婚礼の時。ニンフと羊飼いの娘のヴィーナスを呼び出す賛歌。ヴィーナスが降臨する。ヴィーナスはついにシルヴィアにアスカニオを示す シルヴィア、アスカニオ、アチェステの女神への感謝の三重唱。ヴィーナスは与えた試練を述べ、この国の統治を二人に命ずる。ヴィーナスを讃え、世界の幸福を高らかに合唱して幕となる。(幕)
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