時所:紀元前5世紀イタリア
プロローグ:
40小節余りの短い前奏曲。アクレイアの町を滅ぼしローマを狙う勇敢なフン族の軍隊はアッティラ王を讃える。貢ぎ物として捕らえられたアクレイアの領主の娘オダベッラは、いつしか父の復讐をと決意する。「それは祖国の愛のため」。次にアッティラ王はローマの使者エツィオを呼ぶ。エツィオは自分にローマの支配権を委ねてくれと頼むが拒否され憤然と退場する。アドリア海岸。修行僧の合唱。破壊されたアクレイアの民がフォレストに率いられに舟で到着。フォレストはフン族の捕虜となり安否不明の恋人オダベッラをしのびカヴァッティーナ「彼女は野蛮人どもの手中に」。祖国の勝利を信じる熱血的なカヴァレッタ「愛する祖国よ」を歌う。
第1幕へ
RETURN
オペラ名曲辞典TOP