【基礎データ】
ベアトリスとベネディクト
Beatrice et Benedict
作曲:エクトル・ベルリオーズ
Hector Berlioz(1803~1869)
台本:作曲者、フランス語
原作:ウィリアム・シェイクスピア/William Shakespeare(1564~1616),「から騒ぎ/much ado about nothing」、英語
初演:1862年8月9日、バーデン・バーデン市立劇場/Theater der Stadt,Baden-Baden
演奏時間:第1幕50分、第2幕35分、合計約1時間25分
楽器編成:
2Fl(Pic),2Ob,2Cl,2Fg/4Hr,2Tp,Cornet,3Tb/Tim,Drums/Str
概説:「ベアトリスとベネディクト」はベルリオーズ最期の作品である。1860年にドイツのバーデン・バーデンで行われた音楽祭を訪れた際、主催者から新設劇場のためのオペラを依頼された。そこでベルリオーズは30年近く構想をあたためていたシェイクスピアの中期喜劇の傑作「空騒ぎ」のオペラ化にとりかかった。「シェイクスピア風のオペラ」と銘打ち、フランス語の台本を自ら手がけた。ベルリオーズが登場人物の台詞を借りて「演奏の光栄を担うこの作品は、優れた作品なのであります(スポンティーニ語録の引用)」と語る通り、音楽の美しさも、話の面白さも一級品のオペラである。
by MI
最終更新:2010年3月20日
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