【基礎データ】
ビリー・バッド/Billy Budd
作曲者:ベンジャミン・ブリテン/Benjamin Britten (1913~1976)
台本:E.M.フォースター/E.M.Forster、エリック・クロージャー/Eric Crozier
原作:ハーマン・メルヴィル/Herman Melville(1819~1891)「ビリー・バッド/Billy Budd」
初演:[ 四幕もの]1951年12月1日コヴェント・ガーデン/Covent Garden、王立劇場/Royal Opera House, [ 改訂版二幕もの]1961年12月13日BBC放送で放映、1964年1月9日コヴェント・ガーデン/Covent Garden
演奏時間:第1幕1時間20分、第2幕1時間15分、合計約2時間35分
楽器編成: 4Fl(3Pic),2Ob,EH,3Cl(Es,2Bs-Cl),2Fg,K-Fg,Alto-Sax/4Hr,4Tp,3Tb,Tub/Tim,6Perc(xyl, glock, trgl, wb, tamb, sd, td, bd, whip, cymb, susp cymb, small gong)/Hp/Str 4 drums played by drummers on stag
概説:「ビリー・バッド」は1951年の英国音楽祭のために委託されたオペラで、ブリテンはかねてから温めていたメルヴィルの最後の傑作小説「ビリー・バッド」のオペラ化をフォースターとクロージャーに持ちかけた。初演は4幕ものとして上演されるが、後に2幕ものに改訂された。船員生活の長かったメルヴィルの豊富な実体験に基づき、ブリテンの力強い音楽を男性だけで演じている。戦艦の中という閉鎖されたな空間で繰り広げられる暴力と理不尽に満ちた世界に、一瞬の光を放ち死んでいった若きビリーの善良が、痛みとなり救いとなり聞く者の胸に迫る。
by MI
最終更新:2010年4月4日

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