【基礎データ】
ブリーカー街の聖女
The Saint of Bleecker Street
作曲:ジャン=カルロ・メノッティ/Gian Carlo Menotti(1911~2007)
台本:ジャン=カルロ・メノッティ(作曲者),英語
初演:1954年12月27日、ニューヨーク、ブロウドウェイ劇場
演奏時間:2時間5分(第1幕52分、第2幕30分、第3幕43分)
楽器構成:3Fl,2Ob,3Cl,2Fg,/4Hr,3Tp,3Tb,Tuba/Timp,Perc/Hrp/Pf/Str
時と場所:現代、ニューヨーク
概説:メノッティは11才でオペラの作曲を始め、1923年ミラノのヴェルディ音楽院に入学、その後アメリカに渡り、フィラデルフィアのカーティス音楽院に進学する。1950年「領事」でピューリッツァー賞受賞、翌年「ブリーカー街の聖女」で再び同賞を受賞する。1991年にはミュージカルで「今年の顔」に選ばれ、1993年にローマ歌劇場支配人に就任する。2007年に没するまで幅広いジャンルでアメリカ音楽界に貢献した。この作品はドラマティックな筋立てやスペクタクルな舞台で批判されるむきもあるが、世界中で愛される人気オペラである。「私のオペラは私の道徳的、哲学的疑問の比喩表現である。」と自身が話すように、華やかな表現に潜む内面を読み解くことがメノッティ作品の醍醐味である。
by MI
最終更新:2009年2月16日
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