【基礎データ・演奏時間】
青ひげ公の城 作品11
Bluebeard's Castle(1911)
ベラ・バルトーク(ハンガリー1881〜1945)
Bela Bartok
台本:ベーラバラージュ Bela Balazs(1884〜1952)
原作:シャルル・ペロー Charles Perrault(仏1628〜1703)
初演:1918年5月24日ブダベスト国立歌劇場(ハンガリー)
演奏時間:全1幕60分
楽器編成:
4Fl(2Pic),2Ob,EH,3Cl(Es,Bs),4Fg(K-Fg)/4Hr,4Tp,4Tb,Tub/Tim,Perc(BD,SD,TT,Cym,Sus-Cym,Xyl,Trgl),2Hp,Cel,Org/Str
Banda:4Tp,4Tb
概説:「青ひげ公の城」はバルトークの唯一のオペラである。バルトークは、この「青ひげ公の城」を含め、生涯に舞台作品を3つ書いたが、いずれも初期の作品である。この作品は、1911年に完成したが、ブダベスト芸術委員会は演奏不能として上演してもらえなかった。しかし、彼のバレエ音楽の<かかし王子>が1917年に成功したので翌年の1918年に<青ひげ公の城>も上演されることになった。このオペラは全一幕で場の切れ目がなく、七つの扉が開かれるたびに舞台の照明や音楽が変わっていく。ハンガリー語のアクセントに見合った歌唱なので、他国語に翻訳した歌唱を受け付けない、きわめて民族色の濃厚なものである。バルトーク以外に四人がこの同じ題材をオペラに作曲している。グレトリーの「青ひげラウール」、オッフェンバックの「青ひげ」、デュカスの「アリアーヌと青ひげ」、レズニチェクの「青ひげ騎士」
by AS
最終更新:20080816
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