ボリス・ゴドゥノフ
時と場所:1598年〜1605年。ロシアおよびポーランド
あらすじ-プロローグ
モスクワ近郊ノヴォテジェヴィチ修道院の裏庭に人々が集まって来ている。ボリスを新皇帝にと望む民衆の声。しばらくしてボリスが帝位に就いた知らせがある。人々の歓呼の中、ボリスはひとり呵責に苦しむかのような「わが魂は悲しむ」というモノローグを歌う。
第1幕
深夜、ロシアの歴史を書き綴ってきたピメンは、ボリスがドミトリーを暗殺した箇所で筆を休め、心のただならぬのを覚えてモノローグを歌う。グレゴリーが眼を覚まし今見たいやな夢について語る。ここでグレゴリーはピメンの口から、現皇帝ボリス・ゴドゥノフがいかにして帝位を奪ったかを知らされる。暗殺されたドミトリーが生きていればグレゴリーと同年だった。二人の破戒僧を道連れにリトアニアとの国境近くまで逃げ出したグレゴリー。突然宿に飛び込んできた役人に皇帝からの逮捕状を示されあやうく逃げる。
つづく

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