第2幕
村人達の酒をたたえる合唱。若者達と娘達はボヘミヤの民族舞踊フリアントを踊る。一同退場すると知恵遅れのヴァシェクが入ってくる。マジェンカは自分が結婚させられる男と知り、別人のふりで彼に話しかけマジェンカを諦めて他の人と結婚するよう誓わせる(二重唱)。二人が去ったところへ、ケツァルがイェニークを連れてきてマジェンカを諦めて金持ちの女性と結婚をするよう勧める。そしてマジェンカがミーハの息子と結婚すれば金を払うという。イェニークはマジェンカがミーハの息子以外とは結婚しないという契約書を作ることを条件に金額を承諾する。ミーハの息子はヴァシェク以外にいないと早合点したケツァルは満足して出ていく。するとイェニークのアリア「なにもかも、うまくいった」。実はイェニークもまた長く行方不明になっていたミーハの息子だったのである。村人達が集まって来る。戻ったケツァルは契約書を人々に示し、イェニークに金を払ってマジェンカを譲ってもらったと話す。イェニークは金に目のくらんだひどい奴だ、と驚く人々。
つづく

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