【基礎データ】
ヴェニスに死す
Death in Venice
作曲:ベンジャミン・ブリテン
Benjamin Britten(英1913-1976)
台本:マイファンウィ・パイパー
Myfanwy Piper(英語)
原作:トーマス・マンの小説「ヴェニスに死す」
初演:1973年6月16日
スネイプ・モールティングズ劇場(オールドバラ音楽祭・イングランド)
演奏時間:約2時間25分(第1幕80分、第2幕65分)
楽器編成:
2Fl(Pic),2Ob,2Cl( (II=Es, Bs-Cl),2Fg/2Hr,2Tp,2Tb,Tub/Tim,5Perc(2SD,2TD, 2BD(1 large),3T-toms, 3 Chinese drums,small drum,tuned drum in C,Cym,S-Cym,2Sus-Cym,Tamb,WB,Trgl,2whips (large and small),2 tuned gongs, 2TT(large and small),wind machine,Bell,Bell-tree,Crotales,Vibr,2 Glock, 2Xyl (1 small),Mar)/Hp,Pf/Str
概説:中年の作家が美少年に心を奪われるという、同性愛を題材にしたトーマス・マンの小説「ヴェニスに死す」が原作となっている。作曲者ブリテンは晩年死の直前にこの作品を仕上げ、公私共に終生のパートナーであった、テノール歌手のピーター・ピアーズに捧げている(彼の作品の多くが、このピアーズの歌声を念頭において手掛けられたといわれる)。ブリテンが最後の愛と命を吹き込んだ集大成ともいえるこの作品は、各場面の情景や感情が見事に音楽で表現されている。
by Ikumi
最終更新:2009年9月3日
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